ソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)の可能性が広がり、モバイル端末利用率が急増する中で、ネット広告、ネット販売の概念も常に変化している。結局その店が何をどれだけ扱っていて、どんなお客さんがやってくるかでショップの形態は変化していいのだ。頭の中を整理するために幾つか書きだしてみたい。
①独自ページとメールフォームを使った通販・・・・一番素朴な通販の方法か。単純明快なので、ショップの情報がはっきりしていて、1点ものを販売する時などはこれが一番良いか。情報商材を販売しているサイトではこの方法が主流のようだ。1ページのふんどしサイトを作ってその最後にメールフォームをくっつけている。
②モール出店・・・Yahooショッピングや楽天市場などが代表。出店費用かかりすぎww。でも集客や販売企画の提案を常にしてくれるのでその点ではサービスが行き届いている。正直、初心者向けです。だって販売企画しなくても売れるって、これもう普通の小売店(販売のプロ)から見たら思考停止にしか思えませんが。独自の店作りにも大きな限界があります。ここで成功しているっていうのは、個人的意見ですが、もともと商材に余程の魅力があったとかで、集客さえ出来ればどこでもオンリーワンになれたっぽい気がします。
③カートASP利用のショップ・・・「Color Me Shop! 」とか「MakeShop」とかです。レンタルカートですな。基本、集客は独自に頑張らないといけないですが、SEOや企画提案などモールと比べても遜色ない場合が多い。カラーミーなどは、オプションでモールにも参加でき、スマホ対応もバッチリ。技術面は全てお任せな素晴らしさ。利用者が多いというのも、インフラが整っている証拠で安心です。比較的自由にショップデザインができるものの、だいたい商品点数10,000点くらい。ほとんどの物販の場合はこれでいけるとおもわれるが、書店は無理。です。
④独自カートシステムを使ったショップ構築・・・ジャンルとして中~上級者です。多少なりともPHPやHTMLを知らずにこの世界に踏み込んではいけません。ただし、必要なのはカートシステムライセンス料とサーバー代だけ。自由自在に勝手なことができます。この世界での横綱は国産EC-cubeとのことですが、残念ながら途中まで使って挫折しましたorz 技術を要求されすぎるし、カートとしての性能もそこそこ。あと、オプションが軒並み有料で、「ちょっとなにこれボッタクリ」感がありました(関係者さんスミマセン)。比べてみて今の”CS-cart”は機能だけならアマゾンにも負けません。システム設計もしっかりしており、一説によるとEC-cubeの限界は商品2万点程度とのことですが、CS-cartは現在3万点超えてますがまだまだいけます。10万点くらいはOKだそうです。アドオンシステムでかなりの自由度があります。価格も良心的で、コミュニティはアットホーム感漂ってます。うちのように、当初からそこそこ固定客がいて下さる場合にはかえってコチラのほうがいいです。V3からはスマホにも対応しているし。ただ、利用者数は圧倒的にEC-cubeが勝っているようですが。
ちなみにここまで来れば、あとサーバーもVPSにしてしまえばかなりコストの削減をすることができます。独自カートを扱えるレベルであれば、「なんちゃってサーバー管理」ももう一歩です。
(おまけ)
・独自カートシステム構築の亜流ですが、Wordpressを使って、カートプラグインをくっつけるという方法もあります。うちも一部採用。でもこれ本来がブログソフトなので、わざわざそれをカートシステムにする意味が・・・。うちの場合は「Wordpressをマルチサイト利用していて、その一部をカートに」という止むなき理由があったためにこうしたけれど、あまり上手い方法とは思えません。使ったらわかるけど、機能はゼッタイ本来のカートシステムの方が上だし。
・グーグルショッピング(無料)は、モールとは一線を画しています。これは巨大な「価格com」です。データフィードさえ出来れば、ネット・ショップの情報をそのまま流用出来ますし、商品が直接グーグルという強力な検索エンジンの比較検索の対象になるわけで、かなり使えます。ただし、登録が面倒だった感が・・・再度いつか挑戦です。
・なんとFacebook上でもショップが作れます。「storelike」というサービスです。他にも「Shop mania」「Storeya」などがありますが、storelikeは和製でわかりやすいです。すでに開発がストップしているようですが;;;、使えるものは使ってみましょうww。結構いけそうです(教文館出版部付属ネットショップ)。 細かい設定は出来ず、商品点数も100点が限度のようですが、Facebookですからね。販売は従属的な位置づけでよろしいかと。今後利用の幅を考えていきましょう。
