コチラの情報は本番環境としてのインストール方法ではありません。開発・実験のために、兎にも角にも動けばいいという前提です。予めご了承ください。最初から言ってるけど個人的な忘備録だってば。
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ファイアバードにはEC-Cubeの簡単インストールがない。というわけで、手動でインストールしたときの忘備録メモ。ルートディレクトリに構築することが前提。
1. EC-Cubeを公式サイトからダウンロード(無料会員登録をする必要あり)
コチラから→ http://www.ec-cube.net/download/index.php (2013/12/24現在の最新版はVer.2.13.1)
2. 以下はまずFTPでの作業。「Win-SCP」などのFTPソフトでルートディレクトリに上記のZIPファイルをアップロード(サーバ管理ツールのFTPではファイルサイズが大きすぎてデフォルトではアップロードできない)。同じルートディレクトリに「unzip.php」をアップロード。これは作者様に感謝します。海外のものもありますが、和製がやはり使いやすい。アップロード前後に下記の書き換えをする。
[php] // インストールに先立ってZIPファイルをサーバー上で展開するスクリプト。// ZIPファイルとこのファイルを同じディレクトリにアップ。
// アップ先ディレクトリにそのまま展開されます。
// 展開される際にこのファイルと同じ名前のファイルが有る場合は予めこのファイル名を変えておく。
$zipfilename = ‘◯◯◯◯.zip’; // 展開するzipファイルを指定。←ココを書き換える
$zip_file = getcwd().’/’.$zipfilename;
[/php]
3. http:// (ドメイン名) /unzip.php/にアクセスすると自動的に解凍完了。一瞬です。ローカルで解凍してサーバにアップすると膨大な時間の浪費。
4. FTPソフトでルートディレクトリにアクセスし、zipファイルと「unzip.php」ファイルを削除。あとは解凍した「eccube-2.13.1」名ファイルが残るはず。中身は
- data/
- docs/
- html/
- test/
- tests/
- .coverall.yml
- .travis.yml
- build
- composer.json
- COPYING
となっているが、必要なのは「data」ファイルと「html」ファイルの中身(ここ注意!)。
「data」「html」以外のファイルやディレクトリは削除し、htmlファイルの中身をルートディレクトリに移動。やりかたはWin-SCPの場合、
赤枠の「移動」を選択後、「/eccube-2.13.1/html/*.*」→「/*.*」に書き換えて「OK」ボタンを押す。するとすべてのフォルダがルートに移る。
5. ルートの「define.php」の3行目を以下のように修正
[php] 修正前define(“HTML2DATA_DIR”, “/../data/”);
↓
修正後
define(“HTML2DATA_DIR”, “/data/”); [/php]
6. 「.htaccess」ファイルを一旦削除。これがあると500Internal Server Errorになる。
7. 次にパーミッションの変更。レンサバによって違うらしいが、どうもファイアバードはグループの書き込み権限が可能な場合、実行できないよう制限しているサーバーらしい。(*最初の時点ではディレクトリは「777」ファイルは「666」になっている。このままアクセスすると「Internal Server Error File “◯◯◯” is writeable by group」となる。)
これを解消するには、グループ書き込み権限を外すためにすべてのファイルのパーミッション変更が必要。ディレクトリとファイルの推奨権限は下記の通り。
上記の表からファイル、ディレクトリ共通の推奨権限は705または755。
「Win-SCP」の「 再帰的にパーミッション・グループ・所有者を設定」にチェックを入れて一括変換可能。画像では「0644」となっているが、「0705」にしてOKボタン。

さて、これで「 http:// (ドメイン名) / 」にアクセスすると出ました!設定画面!
ようやく・・・・設定に進みます。あとはファイルコピー、サイト設定、データベース設定、データベース初期化、設定内容の確認、そして完了。サイトにアクセスするとログイン画面(上部に警告)が表示されるので、警告のとおり「install/index.php」を削除しておく。




