教文館の社内ナレッジベースです。

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KBK000(教文館全体)の検索件数は直近の1か月で11,081件と、他の8件の教文館のビジネスリスト中でナルニア国に次いで最も多いが、藤城展やクリスマスなど大きなイベントが開催される時期には、ナルニア国を超えることもある。また直接検索率も11.9%と、比較的高いほうである。これは、検索時にキリスト教書であろうと児童書であろうと、とりあえず「教文館」と検索する方が多いためと、ホームページの開設の歴史が比較的古く、Google側でさまざまなキーワードを(個別のフロアでなく)「教文館」に関連付けてビジネス表示を行うためかと推測される。

KBK000(教文館全体)への検索傾向は、平日と休日で明確な差が出ている。

検索件数の中で、ほとんどが「マップのリスティング」であって「検索のリスティング」はごくわずかであることを考えると、これは銀座が「日本有数のビジネス街」であり、このグラフ中の「合計表示件数」とは、教文館を検索するために表示された件数ではなく、銀座4丁目のビジネスを検索したときにたまたま一緒に表示された件数と考えたほうが良いのではないかと思われる。

もしこれが教文館のみを検索した時に表示された件数であるならば、そもそも地域店である「雑誌・一般書コーナー」のアクセス件数はもっと桁違いに多くなっているはずであるし、そもそも平日1日の表示件数が15,000件近くもあるはずがない。

次に「ユーザの行動」であるが、7割以上が「ルートのリクエスト」であり、ウェブサイトへのアクセスは2割弱である。これは「教文館はどこにあるのか」というニーズが多数を占めており、ウェブサイトを見て「今どんなイベントをやっているのか」をGoogleから知ろうとするユーザは少数であることを示している。むしろ、いろいろな形でイベント情報を耳にしたり、特定のニーズがあって教文館に行こうとしているものの、たまにしか行かないか初めてなので「どこだったっけ」とGoogleを使って検索するというユーザが多いことが見て取れる。

 

では、その方たちはどこから検索しているのかを見てみると、中央区からが50%、次いで港区(12%)・千代田区(9%)・新宿区(8%)などと続くが、横浜からが5%と、他の23区よりも多いことが興味深い。前述の2図は直近の1か月のみの数字であるが、この図は直近の4半期の数字であり、より正確性は高いと思われる。

教文館のビジネスは、地域書店(和書部)と専門店(キリスト教書・エインカレム・ナルニア国)の両面があり、ターゲットの年代や興味対象などもそれぞれ異なってはいるものの、一つの建物の中に店舗が共存し、さまざまなイベントを通じて相互に交流しあうことでビジネスの可能性を広げていくことができる。いわば「本のワンダーランド」というコンセプトが似合いそうである。